話題のDNA鑑定による浮気調査とは?
浮気調査はDNA鑑定が最先端?
テレビのバラエティー番組(「噂の現場急行バラエティー レディース有吉」)で特集されるなど、現在では、浮気調査でDNA鑑定が用いられ、注目を集めています。
DNA鑑定の技術が「浮気調査」に応用されているようですが、有効な調査方法か改めて考えてみます。
そもそも「DNA鑑定」とは?
DNA鑑定とは、DNA多型の存在する部位を検査し、それが誰のDNAかを特定することにより、個人の識別を行う鑑定方法です。DNAは、主に綿棒で採取した「口内粘膜」や「数滴の血液」から採取されています。
現在のDNA鑑定の精度は非常に高く、別人にもかかわらずDNA型が一致する確率は、「4兆7千億人分の1人」と言われています。つまり、現在の世界人口が約70億人なので、別人と一致してしまう可能性はまず無いということです。
DNA鑑定は元来、①「親子関係の証明」、②「遺留品の鑑定」、③「刑事事件のDNA型鑑定」、④「DNA型の調査」で利用されてきました。
この技術が浮気調査で注目されており、浮気調査に応用されています。
浮気調査のDNA鑑定に必要なもの
DNA鑑定には、当然DNA採取が必要ですが、血液を送るわけにはいきません。そこで用いられるのが「使用済みのパンツ」などです。鑑定に必要なものは以下のものです。
- 夫婦それぞれの歯ブラシ
- 夫(妻)の洗濯前のパンツ(複数枚)
- DNA鑑定に関する夫(妻)の同意書
歯ブラシは夫婦それぞれのDNAを採取するため、パンツは夫婦以外のDNAが混ざっていないか確認をする為です。
以上のものを鑑定施設に送り、鑑定をします。検査期間は2週間程度のようです。
下着以外に、「髪毛」や「飲みかけのペットボトル」などでも鑑定は可能ですが、そこから異性のDNAが検出されたとしても、言い逃れが容易であるため、下着が有効となります。
DNA鑑定による浮気調査のメリット
DNA鑑定を浮気調査に活用する機会はあまり多くはないかもしれませんが、メリットを紹介します。
例えば、妻の下着から「夫」以外の精液が採取されれば、不貞の事実は明らかになります。言い逃れのできない明らかな不倫の証拠となり、それを理由に離婚をすることができます。
また、夫婦間で、自分の身の潔白を証明するために利用することができるかもしれません。普段日常で、浮気を疑われた際に無実を証明することは非常に難しいことですが、怪しまれた日の下着を鑑定に送り、科学的に無実を証明することができるかもしれません。
DNA鑑定による浮気調査のでデメリット
DNA鑑定での浮気調査は、確かに有効な調査手段の一つではあると思いますが、当探偵社としましては、従来のアナログ調査に代わるものではなく、お金や時間をかける優先順位は変わらないと考えています。理由をご説明いたします。
①用意する物のハードルの高さ
洗濯前の下着が必要
鑑定に用意する物は、上記のものですが、揃えるのは非常に難しいです。先ず、下着についてですが、洗濯前の物が必要です。
例えば、怪しい日が2週間だったとしたら、14枚必要となります。毎日違う下着を身に着ける人を対象にするなら、回収し鑑定に回すことは可能かもしれませんが、とても現実的ではありません。
現実的には、ピンポイントで怪しい日の下着を回収するか、下着に精子が付いているの見つけて送ることになると思います。そのため、不貞があったとしても、鑑定に送る下着を間違えたら、望む結果が得られません。これは、DNA鑑定の精度とは関係なくサンプル数が必要です。
鑑定には相手の同意書が必要
鑑定するにあたり、妻が夫の下着を無事回収したとしても、「夫」の同意書が必要となります。これに関しての入手難易度は、夫婦間の関係性によるかもしれません。
ただし、疑っていることは確実にばれます。そのため、相手は疑われていることが分かれば、証拠の隠滅を図ります。最悪なケースとしては、鑑定に回す下着に証拠が混ざっていなく、結果が出るまでに他の証拠(LINEやSNSのやり取り等)が隠蔽し、さらに無実を主張されてしまいます。当然その段階で、追加で証拠を入手することは難しくなります。
夫の下着に付着する精液は、不貞行為の証拠とは限らない
もし妻(女性)の下着に夫以外の精液が付着していれば、それは不倫の証拠となる可能性は非常に高いと思われます。
しかし、夫(男性)に関してはどうでしょうか?
例えば、夫に付着した精液は、夢精や自慰行為によるものかもしれません。不貞行為を証明するには、精液の他に、妻以外の体液の付着からDNAを検出する必要があります。
さらに、体液の付着があり、妻以外のDNAが出たとしても、それは風俗に行ったときに付いたのかもしれません。こうなってくると、「風俗での性行為は不貞行為」にあたるかどうかの別問題になってくるかもしれません。
②DNAが検出されても相手が分からない
上記の風俗の例でも分かるように、夫(妻)以外、つまり、自分以外のDNAが検出されたとしても、誰か分かりません。これが、一番の問題と考えています。
鑑定で自分以外のDNAが検出されたときに、相手を特定する方法は一つです。それは、夫(妻)に事実を突きつけ、本人に自白させることです。
もし、DNA鑑定で相手を特定しようと思ったら、怪しいと思われる相手に「DNA」と「同意書」の提供を求めることになります。もちろん相手方には、提供する義務はなく、現実的ではありません。
③不倫相手への慰謝料請求は難しい
相手方に慰謝料請求を考える際には、やはりDNA鑑定による調査はおすすめできません。
先ずは上記の説明の通り、「相手の特定」が難しいことが挙げられます。さらに、不倫による慰謝料請求には、法律用語で表される「不貞行為の証明」が必要となります。
不貞行為を簡単に説明すると「既婚者が特定の相手(異性)と複数回の肉体関係を持つこと」です。
ポイントは複数回です。つまり、相手と関係を持った時に着用していた下着を、洗濯をしていない状態で複数日分を用意する必要があります。鑑定には最終的に同意書が必要になるため、もちろん相手にはバレます。
④鑑定費用が高い
鑑定費用について調べたところ、下着1枚(1件)につき4~6万円程度になるようです。
もし、依頼するのであれば、相手に同意書をもらった時点で追加の調査は出来なくなるため、失敗は許されません。
何となくの依頼では、「お金」と「証拠を得る機会」を失いかねません。慎重に判断する必要がありそうです。
宮城県や仙台市の浮気調査は総合探偵社シークレットジャパン
当探偵社シークレットジャパン東北本部では、裁判で勝てる不貞の証拠が揃うまでの浮気調査を実施しています。
料金は追加料金のない「定額料金制」となっています。証拠は、ラブホテルの出入りなどを動画で撮影し、調査報告書にしてお渡ししています。
従来からの浮気調査は、ホテルの中で行為そのものを撮影をすることは不可能なため、客観的に行為があったことが推測される証拠を複数回撮影いたします。
また、当探偵社の浮気調査では、相手を特定し、不貞行為の事実を証明します。そのため、DNA鑑定のデメリットを解消して、相手への慰謝料請求も可能にします。
もしDNA鑑定による浮気調査をお考えでしたら、先ずは当探偵社シークレットジャパングループにお気軽にご相談ください。