DVチェックリスト
配偶者パートナーなどからの暴力(DV)で悩んでいませんか?
DVは重大な人権侵害であり、犯罪となる行為です。DV(暴力)はどのような理由があろうと決して許されません。
DVのサイクルから脱出するには、先ずはDVに気付くことが大切です。あなたがDVを受けてしまっていないか、DVチェックリストを参考にご確認ください。
DVチェックリスト
あなたには次のような経験がありませんか?
☑がついたら、それはDVかもしれません。
機嫌が悪くなると物に当たるなど、あなたを怖がらせる行動や態度をとる
思い通りにならないと、殴られたり、蹴られたり、髪を引っ張られたりする
夜通し説教して眠らせない
「出て行け!」「口答えするな!」などと怒鳴りつける
「バカ」「お前は何もできない」と罵ったり無視する
殴る素振りや物を投げる振りをして脅かす
暴力のあとで、「お前が、暴力を振るわせたんだ」などとあなたのせいにする
別れようとすると「つきまとってやる」「自殺してやる」などと脅す
あなたを批判し、自信を失うように仕向ける
携帯の着信履歴やメール、LINEを勝手にチェックしたり、無断で削除したりする
頻繁に電話やメール、LINEをしてきて、行動を細かくチェックする
家の中に閉じ込める、外出させない
友人や家族との付き合いを嫌がる
あなたの気持ちや体調を無視して、キスや性行為を強要する
避妊に協力してくれない
見たくないのにポルノビデオや雑誌を見せる
「外で働くな」「仕事をやめろ」と言う
生活費を渡してくれない、または、少額の生活費しか渡してくれない
家計を顧みず浪費する、借金する
子供に自分を非難するようなことを言わせる
以上20のチェック箇所に、いくつ☑が付きましたでしょうか?いくつチェックが付くとDVを受けている可能性があるのでしょうか?
実は一つでもチェックが付くと、それはDV(暴力)の可能性があります。
DVとは?
ドメスティックバイオレンス(DV)とは、一般的に配偶者やパートナーなど親密な関係にある(あった)ものからの暴力のことを言います。暴力には、殴る・蹴るなどの身体的な暴力のほかに、様々な形態の暴力があり、これらを使って相手を支配しようとします。
身体的暴力
- 殴る
- 蹴る
- 平手で打つ
- 髪を引っ張る
- 突き飛ばす
- 物を投げつける
- 首を絞める など
身体に傷を負わせるのは暴行罪・傷害罪という犯罪です。
精神的暴力
- 大声で怒鳴る
- 無視する
- 脅す
- 罵る
- 人前で侮辱する など
侮辱や脅迫なども暴力の一種です。
社会的暴力
- 外出を制限する
- 行動を過度に束縛する
- 実家や友人との付き合いを制限する など
経済的暴力
- 生活費を渡さない
- 外で働くことを禁止する
- 相手の貯金を勝手に使う
- 借金を繰り返す など
性的暴力
- 性行為を強要する
- 避妊に協力しない
- ポルノを無理やり見せる
- 中絶を強要する など
相手が嫌がるのに行う性行為は、強姦・強制わいせつという犯罪です。
子供を利用した暴力
- 子供に危害を加えると言って脅す
- 子供の前で暴力をふるう
- 子供に悪口を言わせる など
DVは児童虐待です。子供の目の前でDVが行われていることは児童虐待にあたります。DVを目撃することによって子どもは心に大きな傷を負います。
また、「暴力」で問題を解決することを学習してしまうこともあります。
子供のためにも、被害者本人のためにも、暴力のない環境に身を置くことが何より重要です。
DVのサイクルとは?
DVにはサイクルがあるといわれています。
加害者は暴力をふるったあとに、急に優しくなったり、二度としないと謝ったりして、あなたを思いとどまらせます。
しかし、暴力は再び繰り返され、さらにエスカレートしていきます。
被害者は次第に逃げる機会や自尊心を失い、サイクルから脱出することが難しくなりますが、外からの情報が入り、DVに気付くことにより、サイクルから脱出することができます。
- 開放期(ハネムーン期):加害者は暴力を反省し、極端に優しくなり、被害者は「今度こそ暴力がなくなるのでは」と期待する。
- 緊張期(蓄積期):加害者が怒りっぽくなり、被害者はいつ暴力が起こるかと緊張する。
- 爆発期:加害者は激しい暴力をふるい、被害者は外傷を受け、強い恐怖、屈辱感を感じる
もしDⅤに遭ってしまったら?
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(DV防止法)」があなたの力になります。秘密は守ります。お近くの相談窓口へご相談ください。
宮城県のDV相談窓口
宮城県女性相談センター(配偶者暴力相談支援センター)
TEL.022-256-0965
月~金曜(祝日、年末年始を除く)8:30分~17:00
みやぎ夜間・休日 DV ほっとライン
TEL.022-725-3660
夜間:木・土日(祝日、年末年始を除く)17:30~21:00
休日:日曜(祝日、年末年始を除く)13:00~17:00
みやぎ男女共同参画相談室
TEL.022-211-2570
月~金曜(祝日、年末年始を除く)8:30~16:45
※男女問わず、相談を受け付けています
※毎月第2・4火曜(12:00~16:00)はLGBT(性的マイノリティ)相談を受け付けています。
毎週1回、男性相談員による男性相談を実施しています。
TEL.022-211-2557
水曜(祝日、年末年始を除く)12:00~17:00
警察への相談
TEL.#9110
TEL.#8103(性犯罪被害相談電話)
仙台市「女性への暴力相談電話」
TEL.022-268-5145
月・水~金曜(祝日、年末年始を除く)9:00~17:00
火曜(祝日、年末年始を除く)9:00~19:00
仙台法務局「女性の人権ホットライン」
TEL.0570-07-0810
月~金曜(祝日、年末年始を除く)8:30~17:15
(公社)みやぎ被害者支援センター
TEL.022-301-7830
TEL.0570-783-554(ナビダイヤル)
電話・来所相談 火~金曜(祝日、年末年始を除く)10:00~16:00
※月曜は予約相談日となります。面接相談は要予約。
NPO 法人ハーティ仙台
TEL.022-274-1885
月~金曜(祝日、年末年始を除く)13:30~16:30
第1~4火曜(祝日、年末年始を除く)18:30~21:00